【マニラ福島純一】フィリピン南部ミンダナオ島のマギンダナオ州で4日、国軍の軍曹が基地内で銃を乱射し兵士2人が死亡、5人が負傷した。現地メディアなどが5日、国軍当局からの情報として報じた。

 報道によると、軍曹は突然、基地に到着したばかりの歩兵部隊に向け、M−16ライフルを無差別に乱射したという。攻撃に驚いた歩兵部隊もこれに応戦し、軍曹も重傷を負って病院に運ばれた。

 国軍当局によれば、事件を起こした軍曹は約20年間、国軍に所属。約2カ月前にイスラム過激派との対立が続くフィリピン南部に配置された。犯行の動機は調査中だが、同僚の兵士からは、事件前、軍曹に異常な行動が見られたとの証言も出ている。
2009/9/6 0:03
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090906-000345.html